METAMORPHOSIS Ⅲ WHERE CRANES DANCE COSTUME
過去2回にわたり鶴舞公園にてパレードを実施してきたMAS NAGOYA。2023年実施の「WHERE WATER FLOWS(水が流れる場所)」では、昭和区が6つの村から成り立った歴史を表現するために、6つのモチーフのコスチュームでパレードを実施した。
翌、2024年実施の「YEAR OF THE ROOSTER(酉年)」では戦争の始まり・戦中・戦後そして現代に続く時代の鶴舞にフォーカスをあて、4つのタイトルのコスチュームが連なるパレードとなった。
2025年のテーマは「WHERE CRANES DANCE(鶴の舞う場所)」。『これまでの2回では、鶴舞の過去を辿ったパレードだった。パレード三部作の最終章として、未来のことを描きたかった』と話すマーロン・グリフィス(以下:マーロン)は、日本の歴史や民話においてとても大切な意味合いを持ち、ここ鶴舞の名にも含まれる”鶴”にインスピーレーションを受け、コスチュームのモチーフを当初は日本鶴の色を表す、白・黒・赤の3色で彩ろうとした。
しかし制作を進める中で、「さふらん生活園」※1での出張マスキャンプでの活動を通じ、「空」や「可能性」など外に開いたイメージを持つ”青”色も加わり、今年のパレードも4つのモチーフのコスチュームが準備されることとなった。(※1 さふらん生活園は鶴舞公園近くの中区にある施設。自閉症の人などが通う)
4色のコスチュームには以下のようなタイトルがつけられている。
白:「WHERE CRANES DANCE(鶴が舞う場所)」
青:「WHERE SPIRIT SHINE(魂が輝く場所)」
黒:「WHERE LIFE IS STRONG (生きる強さが宿る場所)」
赤:「WHERE HEART SOAR(心が舞い上がる場所)」



白のタイトルは「WHERE CRANES DANCE (鶴が舞う場所)」
パレードの先頭を歩く白いコスチューム。タイトルは今回のパレード副題と同じテーマとなる。
鶴舞が鶴の生息地だったという記録はありませんが、日本の民話や伝統において、いつも長寿と回復力の象徴だった鶴。マーロンは言う。「鶴舞の人々はそんな鶴の特性を体現してきました。これからも私達が鶴のように繁栄し続ける限り、ここは常に「鶴が舞う場所であり続けるでしょう」



青のタイトルは「WHERE SPIRIT SHINE (魂が輝く場所)」
さふらん生活園での出張マスキャンプでの活動に、アーティストがインスピレーションを得て生まれたコスチュームデザインとなる。青は空や可能性など、オープンなイメージを、赤はエネルギーを表す。水面に落ちる一滴の水滴が波紋を描いて広がるようなイメージも持っている。



黒のタイトルは「WHERE LIFE IS STRONG (生きる強さが宿る場所)」
生命の力強さを表現している黒。第二弾パレードでも、「戦争で何もなくなった場所で新しい光をともす子どもたちの象徴」として黒色が使われていた。今回も生命の強さを黒で表したコスチュームが生まれた。



赤:「WHERE HEART SOAR (心が舞い上がる場所)」
パレードの最後尾を担う赤いコスチューム。気持ちが高まり、心が高く舞う様子を表現している。
MAS NAGOYAの中で一際目を引くコスチュームの一つがマスクである。今年のマスクは過去2回とは異なり、かなりスタイリッシュになっているのも印象的である。マーロンは『テーマは未来だが、現代的な要素もマスクで表現したいと思い、バイクのヘルメットのような形になった。まっすぐなトンネルを通る時、前に向かって集中するように、今ここにいる現在からまっすぐに未来を見据えることを表現している。マスクの前面にはSTATION Ai(鶴舞公園に隣接する日本最大級のオープンイノベーション拠点)のテックスペースで最新のレザー加工機を使って製作したバイザーを取り付けた。自分のアートと最新技術をどのように融合できるかの一つの試みができた』と話す。





METAMORPHOSIS Ⅲ WHERE CRANES DANCE
開催日: 2025年11月16日(日)11:00~12:00
開催地: 名古屋市 鶴舞公園
主催:Mas Nagoya実行委員会
協力・協賛:鶴舞公園 鶴舞・千種エリアマネジメント協議会 STATION Ai さふらん生活園 浩養園 伊藤倉庫株式会社
2025年度 クリエイティブ・リンク・ナゴヤ 社会連携活動助成 採択事業
国際芸術祭「あいち2025」パートナーシップ・プログラム選定


